タバコを吸うと細小動脈が収縮し、血流が減少するため、髪を生やす働きを持つ毛母細胞への酸素と栄養の供給が減ってしまいます。このため、タバコを吸うと髪の寿命が短くなり、当然抜け毛も増えることになります。
また、タバコは今生えている髪に対しても影響を及ぼしますが、抜けた後に生えてくる髪に対しても悪影響をおよぼします。生えてくる髪はだんだん細くなり、ついには産毛になってしまいます。喫煙しない場合でも、髪の何パーセントかは同じように細くなりますが、喫煙はそのスピードを速めてしまうのです。
タバコを吸う人、特に一日に何本もタバコを吸わないと気がすまないヘビースモーカーの人は、タバコが原因となっている抜け毛に要注意です。禁煙はなかなか難しいですが、髪の為を思うなら思い切って決断することが大切です。